Smart Vision の理念

地方と都心の格差

 現在、長野県は東大は10年間で100名近く合格者が減りました。さらに医学部は地元の医学部は、長野県は25名の推薦枠がありますが、それでも東京出身者に抜かれている現状です。一般で合格する人数は1,2名といった厳しい現実があります。(これは何も長野県だけの話ではありません。少し前の記事になりますがこちらもご参照ください。北海道大、地元出身には狭き門に 原因は「総合入試」?)

格差はなぜ起こるのか

 Smart Vision の代表は勉強の方法にあると考えています。都心は現在、少子化が唯一関係ない環境にあります。それゆえに、次から次へと教育サービスが日々立ち上がっています。それゆえに、成績が上がらないレベルの講義やサービスは数ヶ月で潰れていきいます。特に上位生の目は厳しく「わかりやすい授業」や「解法テクニック」という類の授業は見向きもされない環境です。それよりも、「この授業には汎用性があるか?本当に力がつくのか?」という視点で厳しくみられています。 ところが代表の経験上、地方になるとなかなかそのようなコンセプトでの授業選びは浸透しておらず、「わかりやすい授業」「簡単に解ける解法テクニック」を重んじている風潮が残っているように思います。その両極端にある環境の中で、格差は開く一方だと体感をしています。
 都心では学問を重んじる風潮がかなりあります。受験の解法をいくら勉強をしても、思考力には到底つながりません。都心の受験マシーン達は入試を作問することも可能でしょう。なぜならばその科目の学問レベルの知識まで理解をさせられているからです。

 さて、現在の入試で求められている思考力のつけ方を長野の生徒一人一人は答えをお持ちでしょうか?
「与えられた問題を見て考える力」・「知識に頼らず考える力」をつけるための明確なvision がどれほどおありでしょうか。おそらく、先述の状況では答えは出ないと考えています。これこそが格差の要因だと考えています。